目に対する異常な執着。
醜形恐怖症には色々なタイプがあって、同時に対人恐怖症やうつ病を患っている場合も多く見受けられるそうです。
そして、美醜という主観的な判断基準が絡むので、悩み方も様々で色々なタイプがあります。
顔や体全体が醜く感じる人、顔や体のある一部にこだわり、その部位が醜く感じる人などです。
私は後者のパターンで、自分の目に異常なまでに執着していました。
朝、メイクを何度も何度も自分の気が済むまで繰り返したり、左右対称に仕上がらないと不安で不安で堪らなかったです。
ぐるぐるぐるぐる、目の事ばっかり考えて、気持ち悪くなって吐きそうになるんです。
具体的にどこが気に入らないかというと、二重の幅が狭くてキツくて鋭過ぎて醜い、左右で二重の幅が全然違うので気持ち悪いといった具合です。
片目は二重で、もう片目は奥二重という、アンバランスさが余計にわたしを悩ましていました。
娘の贔屓目なしにみても、母が美人で、特に目が大きくパッチリの理想的な目元だったんです。
その事が余計にコンプレックスを刺激して、どうして私の目は小さくて二重も狭いんだろうって、理不尽だと思ってました。